同棲をはじめるとき、まず最初に考えたいのが物件のことですよね。しかし、同棲する部屋の費用はひとり暮らしとはまた相場が異なりますし、はじめての二人暮らしであればわからないことばかりなのではないでしょうか。

 

そこで今回は、パートナーと同棲をはじめるときの物件について、家賃や決め方などをご紹介します。

■同棲の家賃相場っていくらくらい?

家賃

同棲する部屋の家賃相場は、一概にいくらとは言えません。なぜなら、地域や駅から距離などで大きく変動すから。上限値と下限値の幅が大きいので、例えば東京23区の中でもどの地区を選ぶかによってかかる家賃は変わります。

 

「他のカップルはどうしているんだろう……」と家賃相場が気になるかもしれませんが、家賃を決める際に大切なのは2人が納得する金額かどうかです。地域ごとの家賃相場を参考にしつつ、同棲の家賃相場を気にしすぎずに家賃を決定しましょう。

 

ここでは参考までにいくつかの地域の同棲のための家賃相場もご紹介します。今回は、1K〜2DKの物件で平均金額を比較していきます(参考:LIFULL HOME’S)。

▼地域別の同棲のための部屋の家賃相場例

 

東京23区は、上限値が港区平均の24.75万円、下限値が葛飾区平均の6.80万円です。同じく東京でも23区外になると、上限値が武蔵野市平均の13.98万円、下限値が青梅市平均の4.03万円と大きく変わります。

 

他にも大阪府大阪市では、上限値が中央区平均の7.09万円、下限値が住吉区平均の4.58万円。大阪市以外の32市では、上限値が吹田市平均の6.13万円、下限値が河内長野市平均の3.45万円です。

 

地域によって大きく異なるので、同棲を考えている地域の上限・下限値を参考に物件選びをするといいでしょう。

■家賃は2人の収入から決める

 

家賃を決めるときに参考にするといいポイントがあります。それは、二人の収入を合わせた金額。賃貸物件を借りる場合は、家賃は収入の30%未満が理想だといわれています。そのラインを超えると生活費を切り詰めなくてはいけなくなったり、月々の支払いに余裕がなくなったりしてしまいます。

 

同棲の目的が結婚資金の貯めることであればなおさら。将来のためにできる限り貯蓄は増やしておきたいですよね。狭く住みにくい部屋を選ぶ必要はありませんが、家賃は収入の30%以内に抑え、貯蓄に回した方が賢明です。

 

二人の収入が合わせて40万円の場合は家賃は12万円以内に、50万円の場合は15万円以内に収めるといいでしょう。

■そもそも同棲するときってどうやって物件を決める?

家

同棲するときに大切になるのが、物件決め。膨大な数の物件があるので、ポイントを押さえて選ぶことが大切です。では、どのような点を意識するといいのでしょうか。

 

ここからは、私(彼:会社員/私:フリーライター)の経験も踏まえ、いくつかのポイントを紹介していきます。

▼家賃

 

職場への距離が大切と言ったものの、都心よりも郊外の方が家賃は安くなります。例えば関東の場合、23区内よりも23区外や都内を出た方が家賃を抑えられることも事実です。

 

さまざまな条件を詰め込むと、家賃は自ずと高くなります。そのため、部屋探しをする前にお互いの収入を元に上限金額を決めておくことをおすすめします。家賃を決めつつ、その中でどの条件を優先するのか、どこを妥協するかを考えると決めやすいはずです。

 

郊外でも電車の乗り換えさえうまくいけば、職場へのアクセスのよさは確保できます。家賃と職場へのアクセスのどちらも考え、部屋探しを進めるといいでしょう。

▼お互いの職場からの距離

 

物件決めのときにまず考えたことが、お互いの職場からの距離です。

 

私はフリーランスで基本的に働く場所が家なので、パートナーが職場に行きやすいかを中心に考えました。とはいえ、取材先へのアクセスのよさも譲れない。それを加味して場所選びをしました。

 

1日だけであれば遠い場所でも行けますが、毎日通うとなると遠い職場はかなりの負担になってしまいます。心身ともに疲れが溜まってしまうことになるので、職場への距離は重要なポイントです。

▼絶対譲れない間取り

 

部屋選びのときに悩んだのが間取り。一般的な同棲では、1LDKまたは2DKを選ぶカップルが多いと聞き、どちらかにしようと考えました。結局選んだのは2LDK。予定よりも部屋数を増やすことにしました。

 

その理由は、仕事部屋を作りたかったから。私は家での作業が基本であり、パートナーも家でもパソコンを使った作業をしたいとのことだったので、寝室とリビング以外にひと部屋追加することにしました。

 

カップルそれぞれに部屋へのこだわりや譲れない間取りがあるはず。話し合いで納得できる間取りを探すといいでしょう。

▼部屋へのこだわり

 

間取り以外にもさまざまな条件がありますよね。

 

私の場合、

  • オートロックであること
  • エレベーターがあること
  • 三点セパレートであること
  • 3階以上であること

が譲れないこだわり。パートナーはそれほどこだわりがなかったようなので、家賃と私のこだわりを満たす物件で探し、今住んでいる部屋を見つけました。

 

カップルによってお互いのこだわり度合いは異なりますが、それぞれの要望をできる限り満たせる部屋探しをぜひ進めてくださいね。

■家賃はどちらが負担する?

 

物件とあわせて決めておきたいのが金銭面のこと。家賃をどのように負担するかも話し合っておくことをおすすめします。

 

完全に折半するカップルもいれば、給与を元に負担額の割合を決めるカップルもいます。もしくは、どちらかが家賃を完全に負担しているカップルも。お互いに納得できる負担額を話し合いで決めておきましょう。

■どんな部屋がベスト?同棲カップルにおすすめの間取りと家賃

部屋

最後に、同棲カップルにおすすめの間取りと家賃をご紹介します。家賃は、今回は東京都内の家賃を目安としてご紹介します(参考:CHITAI)。

▼1K・1DK

 

固定費を極限まで抑えたいというカップルは、1Kや1DKも視野に入れておくといいでしょう。

 

キッチンと居間に仕切りのある1Kは、コンパクトであり、家賃もかなり安く済ませられるというメリットがあります。ただし、基本的にひとりで住むための間取りのため、別の場所でパートナーと離れてゆっくりできる場所はありません。

 

また、二人入居可能な部屋が少ないため、1Kで同棲をはじめるのはなかなかむずかしいと言えるでしょう。

 

ダイニングキッチンと居室との仕切りがある1DKは、食事をする場所と寝る部屋が分かれていることが特徴。ダイニングスペースがあるものの、ひとりで過ごす場所がないことは1Kと同じです。

 

1Kの家賃は、東京都内だと羽村市の3.70万円〜港区の11.80万円。1DKは稲城市の4.90万円〜港区の15.90万円が相場です。

▼1LDK

 

同棲カップルによく選ばれる間取りの1LDK。リビングの他にひとつ洋室があり、その部屋を寝室とする使い方が一般的です。

 

基本的にはリビングで過ごすことがほとんどなので、ひとりの時間が無くてもお互い平気なカップルにおすすめです。

 

お互いの生活リズムが違うカップルだと、相手の睡眠時間を妨害してしまう可能性があるため過ごしにくさを感じるかもしれません。

 

そんな1LDKの家賃は、西多摩郡日の出町の6.25万円〜港区の21.90万円が相場です。中央値は国立市の9.60万円大体10万円前後と考えるといいでしょう。

▼2K・2DK

 

2Kは、部屋が2つと広さが6帖未満のキッチンという、ダイニングやリビングのない間取りを指します。コンパクトでカップルでも住みやすいことが特徴。

 

ワンルーム風のように縦長のつくりもあれば、キッチンを中心に独立した2部屋が並ぶつくりもあります。1Kにひと部屋が追加されたような仕様やメゾネット型の仕様もあるので、生活のしやすさと家賃を考えて選択しましょう。

 

2DKは、2部屋にテーブルが置けるくらいの広さのダイニングキッチンがある間取り。ダイニングキッチン以外に2部屋あるので、かなり広く空間を使えます。

 

2K・2DKの家賃は、西多摩郡瑞穂町の4.70万円〜中央区の18.30万円が相場です。

▼2LDK

 

2LDKは、2部屋の他にリビング・ダイニング・キッチンがまとまった空間がある間取りです。リビングダイニングキッチンにゆとりがあるので、二人でゆったりとくつろげるでしょう。

 

ひとつを寝室に、ひとつを仕事部屋・趣味部屋として利用するのが一般的。子どもが生まれたときにひと部屋を子ども部屋として使用できるように2LDKを選ぶカップルもいます。

 

2LDKの家賃は、あきる野市の6.60万円〜港区の30.50万円が相場です。

▼【番外編】S(サービスルーム)も便利

 

あまり聞いたことがないかもしれませんが、Sという間取りもあります。Sはサービスルームのことで、建築基準法にて定められた居室の条件を満たさない部屋のことを指しています。

 

「居室」と表記するには、定められている「床面積の1/7以上」の採光条件を満たさなくてはいけません。ただし、窓の目の前に階段やエレベーターがあって影になるようであれば、その部分は有効面積にカウントできないのです。

 

そのため、明かりが入りにくい部屋や換気のしにくい部屋はSとされています。サービスルームは収納部屋として利用できるので、納戸の役割を果たしてくれるでしょう。荷物をひとつの部屋にまとめておきたい人におすすめです。

■まとめ

カップル

同棲部屋を決めるときは、家賃とこだわりポイントをすり合わせることが大切。

 

自分たちの拠点となる場所なので、できる限り妥協しない方向で、満足できる部屋探しを行なってくださいね。