書籍や雑誌、Webサイト作りには、ライティングをする人や写真を撮影する人、それらを編集するする人など、さまざまな職種の人が関わっています。それらを形づくる「編集者」という仕事に興味を持っている人も、たくさんいるのではないでしょうか。

 

よく名前を聞く職種であるものの、興味があっても詳しくはわからないという方が多いはず。本記事では、編集者の仕事内容と向いている人の特徴をご紹介します。今後のキャリアを考えるうえで参考にしてくださいね。

 

そもそも編集者はどんな仕事をしているの?主な6つの仕事内容

 

ひまわりちゃん
ひまわり

”編集者”ってドラマやマンガでバリバリ働くかっこいい仕事のイメージ!やっぱり大変なのかな。

 

ameri
ameri

編集者さんは文章の編集の仕事だけでなく、企画から情報が人々に届くまでに様々なお仕事をされているよ!

 

そもそも編集者はどのような仕事をしているのでしょうか。主な仕事内容を見ていきましょう。

 

編集者の仕事内容1.企画の立案

 

まずは、企画の立案です。

 

漫画編集者であれば掲載する新しい作品の会議を行ない、雑誌編集者であれば紙面の企画を立案します。Webであれば、今後の記事の方針を考えるのが編集者の仕事です。

 

編集者の仕事内容2.クリエイターの手配

 

クリエイターの手配を行なうのも編集者の仕事です。ライター、カメラマン、デザイナーなど、必要な人材をリストアップし手配をします。

 

編集者の仕事内容3.取材や撮影の手配

 

クリエイターが確保ができたら、取材や撮影の手配をします。いつ、どんなシチュエーションで撮影を行なうのか、いつどこで取材を行なうのか、手配したクリエイターと取材・撮影相手の間で調整を行なうことも仕事です。

 

編集者の仕事内容4.スケジュール管理

 

スケジュール調整も編集者の仕事のひとつ。目的の成果物を完成させるまで、全体を通してのディレクションを行なう場合が多いといえるでしょう。

 

編集者の仕事内容5.原稿や写真など内容の編集

 

撮影データや原稿があがってきたら、完成物を目指す姿へと整えるために編集作業を行ないます。編集者の仕事と聞いてイメージするのが、この編集作業ではないでしょうか。

 

編集者の仕事内容6.印刷・製本

 

書籍や雑誌、漫画の場合は、印刷・製本までを編集者が管理します。想像していた形から離れていないか、しっかりチェックをする必要があります。

 

Webの場合は写真をアップロードしたり原稿を入稿したりして、インターネット上で公開するまでを担当することが多いといえます。

 

漫画・雑誌・書籍・Webの編集では仕事内容が違う!

編集の種類によって仕事内容が違う

上記では、編集者の主な仕事内容をご紹介しました。しかしながら、「編集者」といってもさまざまな種類があり、編集を担当する分野によって仕事内容が異なるのです。

 

続いては、具体的に「漫画」「雑誌」「書籍」「Web」における編集者の仕事内容をお伝えしていきます。どの分野を目指したいかを考えながら読んでみてくださいね。

 

1.漫画編集者の仕事内容

 

漫画編集者の仕事は、漫画家と二人三脚で作品を作ること。何人かの担当漫画家を持ち、それぞれの作品作りのサポートをします。

 

漫画家と連載のストーリーを考え、出来上がった内容をチェックし、印刷所へ入稿するのが漫画編集者の主な仕事内容です。時には、ストーリーを考えるうえでの資料集めや取材の手配など、漫画家がいい作品を生み出せるサポートも行ないます。

 

週刊漫画雑誌を担当している場合だと、それを毎週繰り返さなければならないので、かなり慌ただしい仕事だといえます。

 

また、担当漫画家との作品作りだけでなく、新人の発掘などを行なうのも漫画編集者の仕事です。

 

2.雑誌編集者の仕事内容

 

雑誌編集者は、雑誌を一冊作るためにさまざまな仕事を行ないます

 

雑誌のコンセプトやターゲットに合わせて紙面の企画を考え、会議で紙面の方向性を決め、実際に制作へと移るのが基本的な流れです。

 

制作工程では、紙面の原稿を書くライターや撮影をするカメラマンを手配し、取材や撮影の段取りを整えます。関わるスタッフに依頼や指示を出すのが仕事。時には編集プロダクションに依頼をすることもあります。さらに、撮影同席はもちろん、制作された内容を確認し、印刷所に入稿するまでを担当します。

 

雑誌は毎月発行日が決められているので、雑誌編集者は限られた時間の中で多くのスタッフをまとめ、紙面作りをする必要があるといえるでしょう。

 

3.書籍編集者の仕事内容

 

書籍編集者は、本屋で販売する書籍を一から作り上げることが仕事です。

 

刊行する書籍の企画立案に始まり、著者への執筆依頼、編集、入稿までを担当します。企画立案をするためには、現状どのような本が売れているのか、どんなトレンドがあるのかを的確に把握しなくてはいけません。世の中の流れを知る力が大いに必要になります

 

4.Web編集者の仕事内容

 

Web編集者は、Web上にアップされる記事を作り上げることが仕事です。

 

どのような記事を作るかの企画立案をし、企画が決まったあとは制作の進行管理を行ないます。あがってきたら原稿をチェックし、問題がなければ入稿を行なうのが主な仕事内容です。取材が必要な場合は、取材の手配や撮影の手配も行います。

 

編集者に向いている人の7つの特徴

 

ひまわりちゃん
ひまわり

たくさんの仕事をしているのはわかったけど、私も編集者になれるのかな。

 

ameri
ameri

楽しんで編集者の仕事をしていけるか、特徴を見極めてみると良いかもね!

編集者に向いている人の特徴1.本を読むことが好き

 

編集者は基本的に文章を取り扱う仕事です。クリエイティブな面はもちろんですが、文章が好きでなければ魅力的な書籍や記事は作れません

 

本を読むことが好きな人は編集者に向いています。

 

編集者に向いている人の特徴2.幅広いジャンルに興味がある

 

特定のジャンルに強い編集プロダクションで働くのであれば別ですが、出版社やWeb上で取り扱う書籍や記事は幅広いジャンルであることが一般的です。

 

さまざまな事柄に興味を持ち、その興味を深掘りできる人は編集者に向いています。

 

編集者に向いている人の特徴3.常に世の中のトレンドにアンテナを張っている

 

企画に活かすためにも、編集者は世の中の流れをキャッチできる力が必要です。常にトレンドにアンテナを張り、新しいことに興味を持てる人は、編集者としての素質があるでしょう。

 

編集者に向いている人の特徴4.課題を見つける力がある

 

課題を見つけることができるということは、読者や世の中がどんなことを求めているかを的確に押さえられることにも繋がります。課題を解決できるような企画を作ることで、より多くの人に読んでもらえる書籍や雑誌を制作できます。

 

課題を見つける力がある人は、編集者として活躍できる可能性が高いです。

 

編集者に向いている人の特徴5.発想力や企画力がある

 

編集者は、ヒットする企画を作ることも仕事のひとつです。他の人をあっと言わせる企画を作れる、発想力や企画力がある人は、編集者として結果を残せるでしょう。

 

編集者に向いている人の特徴6.管理能力がある

 

編集者は、企画を作ることはもちろん、完成物を期限通りに世に出すまでを管理することも仕事です。そのため、企画力や発想力だけではなく管理能力も必要になるのです。

 

編集者に向いている人の特徴7.コミュニケーション能力がある

 

編集者は、ライターやカメラマン、デザイナーなどといった多くの人とコミュニケーションを取って仕事を進めていく必要があります。そのため、コミュニケーション能力がある人が向いているのです。

 

編集者になるには資格が必要?

 

特定の職業に就いて働くには、資格が必要なものもあります。就職するために勉強に時間を費やしたり、資格に必要な条件を満たすために学校へ通ったりすることがありますよね。

 

しかし、編集者になるために資格は必要ありません。何か特別な資格を取得するよりも、トレンドをキャッチする察知能力や、さまざまなクリエイターやクライアントと会話をして成果物を作り上げるコミュニケーション能力を磨くことの方が必要です。

 

ただし、大手の出版社の多くが「大卒」を採用条件としてあげているので、大学を卒業しておくことで、編集者への道がひらかれやすくなるでしょう。

 

編集者を目指すための3つのルート

編集者を目指すためのルート

編集者を目指すには、いくつかのルートが存在します。最後に、編集者を目指すためのルートを詳しくご紹介します。

 

1.出版社に入社する

 

まずは、出版社に入社することです。とはいえ、出版社の業務は幅広いため、入社してもすぐに編集者への道を歩めるかどうかはわかりません。

 

また、出版社への就職は狭き門であり、入社試験をパスするハードルは高いことも事実。しかしながら、出版社に入社するルートは編集者を目指すうえでの正規ルートといえるでしょう。

 

2.編集プロダクションに入社する

 

出版社へ就職する他には、編集プロダクションに入社するというルートもあります。

 

編集プロダクションとは、書籍や雑誌の編集を専門に行う会社のこと。出版社から依頼を受け、決まったページや記事の編集を行なっているのが特徴です。出版社の下請けのポジションと考えるとわかりやすいでしょう。

 

編集プロダクションで働くことは、編集という仕事に入社後すぐに携われるというメリットがあります。

 

3.フリー編集者として活動する

 

フリーの編集者として活動するというルートもあります。ただし、フリーランスとして活動するには、案件を獲得するための営業活動が必須。営業活動をするためには、実力を示せる実績が必要です。

 

未経験でフリー編集者として活躍することはかなりハードルが高いので、企業である程度の実績を積んでから独立することをおすすめします。

 

編集者を目指すなら常にトレンドにアンテナを張っておこう

編集者を目指すなら常にアンテナを張っていよう

編集者にはさまざまな能力が必要とされています。トレンドのキャッチ力、企画力はもちろんのこと、コミュニケーション能力や管理能力など、バランスよく多くの能力を磨ける人こそ、編集者として活躍できるのです。

 

編集者として働くことを考えているのであれば、まずはトレンドを押さえることを意識しましょう。アンテナを張り、トレンドと書籍や雑誌の傾向との関係を分析してみるなど、できることから始めることをおすすめします。