教えてくれたのはこの人

ぬいぐるみ作家 甘噛みねこさん
「ケサパサシリーズ」をはじめとしたぬいぐるみを販売。フルタイムで働きながら副業でハンドメイド販売を始め、わずか1ヵ月で200個売り上げ、現在は販売して即完売する売れっ子作家さん。

ハンドメイド販売を始めてみたけど思ったように売れない……なんて話をよく耳にします。

 

「ハンドメイド作品が売れないのはなんで?」

「売れる方法を知りたい!」

 

そんな方に向けて今回は、わずか1ヵ月で売れっ子作家になった甘噛みねこさんにハンドメイドが売れないときに見直すべきポイントや成功の秘訣を伺いました。

 

全3回にわたり、初心者でもハンドメイドを仕事にできる方法を甘噛みねこさんに教えてもらう今回の企画。戦略的に作品を販売していた甘噛みねこさんの販売ノウハウを根掘り葉掘り聞いていきます!

第1回:人気の副業ハンドメイド作家に聞く!本業と両立できる?収入や税金は?
第2回:ハンドメイド販売を始めたい!初心者の始め方や販売のコツも解説
第3回:ハンドメイド作品が売れない…そんなときに見直したい3つのポイント(←今回はここ)

ハンドメイド作品が売れないときに見直すポイントは「世界観」「写真」「SNS」

ハンドメイド作品が売れないときに見直すべきポイントをリストにまとめました。大きく見直すべきは「世界観」「写真」「SNS」です。

ハンドメイドが売れないときに見直すポイント

世界観

  • どんな人に買ってほしい?
  • 作品の世界観を統一してる?
  • 販売サイトの説明文は?

写真

  • 写真は作品の世界観に合っている?

SNS

  • ハッシュタグは使ってる?
  • シェアされる仕組みはある?
  • SNSを見て世界観が伝わる?
  • 定期的に更新してる?

それぞれのポイントを以下で解説していきます。

世界観

あなたのハンドメイド作品にストーリーはありますか?

 

売れているハンドメイド作品は「どんな人に買ってほしいか」と「コンセプト」が明確です。作品に込めた想いや作品の持つストーリーを伝えられているかを考えてみましょう。

 

また、販売サイトの説明文でストーリーを伝えることもポイントです。世界観があるか、伝えられているかを見直してみてください。

 

▲甘噛みねこさんのminnneプロフィール。「不思議な生物を捕獲する」世界観が共有されています。

写真

ハンドメイドでは写真がとても重要です。SNSの投稿はもちろん、販売サイトの商品写真も以下のポイントを見直してみましょう。

 

  • 写真の色味は世界観に合っているか
  • 写真の雰囲気は統一されているか
  • 買ってみたいと思う写真か

 

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甘噛みねこ

私の場合はGIF画像を使って、ぬいぐるみたちが生きているような世界観を表現しています。商品写真や見せ方など、世界観が伝わるように工夫しています。

▼写真をコマ撮りしてぬいぐるみたちが動いているように見せています。

SNS

商品の宣伝にSNSは利用していますか?利用していない方は、今すぐSNSを活用しましょう。

 

minnneなどの販売サイト内で検索されることもありますが、多くの人に知ってもらいファンを作るにはSNSが必要不可欠です。SNSの活用方法については、次の章で詳しくご説明します。

人気作家に学ぶ、ハンドメイド販売を成功させるための3つのポイント

ハンドメイド初心者ながら売れっ子作家になった甘噛みねこさん。実は、商品の分析やSNS運用など地道に試行錯誤を重ねた経験があります。

 

そんな甘噛みねこさんが考える、ハンドメイド販売を成功させるポイントを教えていただきました。

1.作品の世界観を作り、共有する

昨今のハンドメイドで重要なのが、作品にストーリーを持たせること。ストーリーを持たせることで購入者は作品に愛着が湧き、リピートや口コミに繋がりやすくなります。

 

ぬいぐるみだけではなく、アクセサリーや雑貨にも、それぞれのコンセプトを決めて世界観を共有することが重要です。

 

▼販売ではなく「捕獲」、購入者ではなく「毛玉飼育員」という言葉で世界観を作っています。

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甘噛みねこ

作品の世界観を大切にしています。minnneの説明文やSNSの投稿では、世界観を作り上げ「どんなワードを使ったら楽しめるか」を意識して作っています。

▲それぞれのぬいぐるみ1つひとつに性格や設定をつけています。

 

また、売れっ子作家さんの共通点は作品に統一感があることだそう。

 

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甘噛みねこ

売れている作家さんは、使う言葉、ショップでの写真の見せ方や色味などをコンセプトに合わせて統一している印象ですね。「自分のブランドを作る」自覚を持って作品作りをしています。

2.SNSを活用する

TwitterやInstagramなどのSNSを活用するのも成功のポイントです。作品の統一感を出すことはもちろん、ハッシュタグをうまく活用することも成功の秘訣。

 

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甘噛みねこ

ケサランパサランのヒットはTwitterのハッシュタグから、いろんな人が作品をくれたことがきっかけでした。

▼当時フォロワーも少なかった中、投稿にはなんと8000いいねがついたそう。

 

まずは人気のハッシュタグを調べて、投稿に付けてみることから始めてみましょう!

3.シェアを生む仕組みをつくる

人に教えたくなる、SNSで投稿したくなる仕組みを作ることも成功の秘訣です。特にアイテムと一緒に写真をとることが多いので、「写真映えするデザイン」も重要な要素になるそう。

 

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甘噛みねこ

ぬいぐるみ好きの中で「ぬい撮り」という、外出先や自宅でぬいぐるみと写真をとる文化があるんです。そこにオリジナルのハッシュタグを作れば、作品を買ってくれた人がSNSで投稿してくれて、口コミが増える……というサイクルができましたね。

▼”毛玉飼育員さん”たちがぬい撮りを投稿してくれています。

実は売れない時期もあった?!1ヵ月で200個を売り上げた「ケサパサ」シリーズの裏側事例

販売開始1ヵ月で200個のぬいぐるみを売り上げた甘噛みねこさん。順風満帆に見えるハンドメイド歴ですが、実は売れなくて落ち込んだ時期もあったそう。

 

ハンドメイド作品が売れないときにどんな工夫をしたのかを教えていただきました。

自信を持って出した作品が売れなかった

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えるも

作品が売れないことはありましたか?

 

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甘噛みねこ

結構ありますよ!私も始めて2、3週間は全然作品が売れなかったです(笑)また、私的にはこの色やキャラクターが可愛いと思って自信があったのに、それ以外の作品が売れてその色が売れ残ったり……

▲黄色の目の作品よりも、写真映えのする赤や青などのはっきりした色のほうが売れ行きが良いそう。

売れない理由を基に商品を改良する

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えるも

売れない作品はどうしているのですか?

 

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甘噛みねこ

売れないときは、もう潔く販売を取り下げます。なるべく全部の作品が売れているように見せたほうがいいと思って。

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甘噛みねこ

売れない商品は「どこが響かなかったんだろう」と考えて、売れなかった理由を基に商品の改良を続けています。売れないものを売るよりも、もっと欲しいと思ってもらえる作品を作ろうと気持ちを切り替えています。

▲2つセットで売ってみたり、写真の撮り方を工夫したりと日々試行錯誤を行なっています。

ハンドメイド作品が売れないときは、作品の世界観を見直そう

ぬいぐるみ作家の甘噛みねこさんに、ハンドメイド販売を成功させるポイントや売れないときにした工夫を伺いました。

 

甘噛みねこさんが1番重要視しているポイントは「世界観を作り上げること」。そのうえで、世界観に合わせた写真を撮ることやSNSの投稿をすることが大切です。

 

「作品が売れない!」そんな悩みに直面したときは、ぜひご自分の作品のストーリーと見せ方を見直してみてくださいね。

 


 

今回話を伺った甘噛みねこさん。甘噛みねこさんのTwitterは、まるで生きているような不思議な生き物がたくさん!世界観と写真へのこだわりが伝わってきます。

 

ハンドメイドを始めたい人も、かわいいものが好きな人も、とにかく甘噛みねこさんのTwitterをチェックしてみてくださいね。

 

プロフィール

ぬいぐるみ作家 甘噛みねこさん

『ケサランパサラン』シリーズなどの不思議な生き物を捕獲して販売しています。

販売サイト→minnebase (限定生産のため、現在は不定期販売)

Twitter→@minekoamaga

LINEスタンプ→もふっと!ケサランパサラン

 

<写真提供:甘噛みねこさん>