クリエイターの自己PRの場とも言える「ポートフォリオ」。特に個人で活動をするクリエイターの方は仕事の営業をしたり、転職活動の際にあるととても便利です。

 

しかし、フリーランスとして日が浅い方や副業でクリエイターの仕事をしている方の中にはまだポートフォリオを持っていない方もいるでしょう。

 

「個人で仕事をもらうのにポートフォリオって必要?」

「ポートフォリオの提出を求められたけど、何を載せればいいの?」

 

今回はそんなフリーランスや副業で活動する方に向けて、ポートフォリオの作り方を解説していきます。

ポートフォリオは必要?メリットや必要な職種とは

ポートフォリオのメリット

ポートフォリオは、クリエイターが実績をアピールするための作品集のこと。特にデザイナーなどクリエイター職は営業や転職の際に必ずと言っていいほど求められるものなんです。

 

まずはポートフォリオを作るメリットや必要な職種を解説していきます。

ポートフォリオを作るメリット

個人で仕事が受けやすくなる

ポートフォリオのメリットのひとつは、個人でクライアントの依頼を受けやすくなることです。もちろん、自分から営業をするときも役に立ちますし、Web上にポートフォリオを公開することで、こちらから営業をしなくても仕事の依頼が来ることがあります。

 

また、人から案件を紹介してもらうときもポートフォリオがあると、仕事をもらいやすくなります。また、紹介する側もポートフォリオのある人材の方が紹介しやすいんです。

 

個人で仕事を受けたい人や活動の幅を広げたい人には、ポートフォリオはメリットづくしです。

プロセスを含めて伝えることができる

ポートフォリオは完成作品だけではわからないプロセスを含めて伝えることができることもメリットです。制作意図や成果などをクライアントに伝えることで、仕事を依頼して貰う可能性が高まります。

 

後ほど解説しますが「◯PVを獲得した」「クリック率が◯%だった」などの成果を併せて記載すると、よりクライアントへのアピールに繋がります。

ポートフォリオが必要な職種

ポートフォリオが必要なのはどんな職種なのでしょうか。

 

基本的にはどんな職種もポートフォリオがあると良いですが、特に以下の職種はポートフォリオがあると個人での営業や転職がしやすくなります。

 

  • デザイナー
  • エンジニア
  • ライター
  • イラストレーター
  • フォトグラファー(写真家)

 

成果物で評価をされるデザイナーやイラストレーターはもちろん、ライターもポートフォリオを用意しておくと、営業がしやすかったり、仕事の依頼がきたりすることもあるので、作っておくことをおすすめします。

 

他の職種でも実績をわかりやすく見せたい場合はポートフォリオとしてまとめてもいいですね。

ポートフォリオの作り方

ポートフォリオの作り方

ここからは実際にポートフォリオに載せるべき作品や項目など、実際のポートフォリオの作り方をご紹介していきます。

ポートフォリオに載せるべき作品

ポートフォリオには自分が作った作品であれば基本的にはどんな作品を載せてもOKです。企業からの正式な依頼に限らず、自主制作の架空サイトや自身のブログの内容を載せることができます。

 

初心者で作品が少ない場合はひとつでも多くの作品を載せましょう。依頼する側は多く作品があったほうが依頼の判断がしやすくなります。たくさん作品がある場合は「自分の個性が出ている作品」「成果が出ている作品」に絞って掲載することもポイントです。

 

また、企業から依頼を受けて行なった案件を載せる場合は注意が必要です。企業の許可を取らずに掲載した場合、権利などの関係でトラブルになることもあります。企業の案件に関しては必ず掲載の許可を取りましょう

ポートフォリオは紙?Webサイト?

ポートフォリオを載せる媒体は紙やPDF、Webサイトなどさまざまです。

 

基本的にはWebサイトのポートフォリオがあればOKです。紙の制作物を作れることをアピールしたい場合は紙のポートフォリオを作っても良いです◎

 

最近ではコーディングをした本格的なWebサイトではなく、noteやブログのページをポートフォリオとして活用する人も見受けられます。

 

また、TwitterなどSNS経由で仕事がもらえることもあります。そのため個人で依頼が欲しい場合は、WebサイトなどWeb上で見ることができるポートフォリオがあると仕事に繋がりやすくなります。

ポートフォリオに入れるべき項目

先ほどポートフォリオは完成品だけではなく、プロセスも伝えることが重要だと説明しました。以下にポートフォリオに入れるべき項目を解説していきます。

①作品のメインビジュアル

デザインやイラストの場合、1番重要になるのが作品のメインビジュアルです。

②プロジェクト名

案件の内容が端的にわかるようにプロジェクト名を記載しましょう。「〇〇会社様ランディングページ制作」「グルメ系ポータルサイト開発」など、案件のジャンルや内容がわかるとベストです。

 

ライティングの場合はプロジェクト名の代わりに記事のタイトルを記載しましょう。複数ある場合は「インタビュー記事」「プレスリリース」「コラム記事」などカテゴリに分けて記載すると親切です。

③担当箇所

ポートフォリオにはどの工程を担当したか、担当箇所を記載しましょう。

 

デザイナーなら、デザイン業務だけなのかサイトコーディングも行なったのか。エンジニアならインフラからやったのかコーディングだけなのか、どんな言語を使ったのか。ライターなら執筆だけか、インタビューや写真も担当したのか。

 

特に複数人のプロジェクトで行う場合は担当箇所を明記しましょう。担当箇所を記載することにより、仕事を請ける際に担当業務の認識を合わせることができます。

④作品のコンセプト

作品のコンセプトも書きましょう。どんなことを目的にした作品か、どんなことを意識して制作したかなどプロセスを記載します。デザインやライティングは作品のターゲットなどを記載するのもおすすめです。

 

こちらは長すぎず、わかりやすくまとめるのがポイントです。長くても200文字以内に収められるとよいでしょう。

⑤工夫した点

制作において工夫した点があれば記載しましょう。

 

サイトであれば「描画速度を意識したプログラムにした」「ユーザーが使いやすいようにUXを意識してデザインした」など。作品のビジュアルを見ただけでは伝わらないことをアピールするチャンスになります。

⑥成果

作品に目に見える成果があれば記載するのもおすすめです。依頼者は効果の高い制作物を求めているため、成果があれば大きなアピールポイントになります。

 

ライティングであればPV数やSEO順位、リンククリック数やシェア数など、デザインであればクリック率やコンバージョン数、シェア数などを記載しましょう。

コーディングができなくても大丈夫!おすすめのポートフォリオ作成に使えるサービス

ポートフォリオを作るのにオススメのサービス

「ポートフォリオサイトを作りたいけど、サイトを作るスキルや時間がない……」

 

そんな方におすすめの、コーディング不要でポートフォリオサイトに使えるサービスをご紹介します。

 

foriio

「foriio(フォリオ)」は30秒で簡単に作れる無料のポートフォリオサービスです。作品を追加するだけでポートフォリオが作成できるので、すぐにポートフォリオが欲しいときにおすすめのサービスです。

 

作品のビジュアルが見やすいデザインになっているため、デザイナーやイラストレーター、フォトグラファーの方はぜひ使ってみてください。

 

https://www.foriio.com/

 

note

コンテンツ投稿サイトの「note(ノート)」もポートフォリオ作成に活用できます。noteはブログのように写真や文章、リンクを挿入できるので簡単に実績をまとめられます

 

ライターやデザインやイラスト、写真などどの作品にも使えます。ライターの場合はリンクを貼るだけでOGPや概要が表示されるので、すぐに簡単にポートフォリオを作ることができます。

 

https://note.com/

 

Wix

コーディング不要でサイトを作成できるサイト作成サービスの「Wix(ウィックス)」。ドラッグ&ドロップで操作でき、foriioやnoteよりもデザインの自由度が高い、オリジナルのサイトを作ることができます

 

無料のテンプレートもあるので、デザイナーでなくても簡単におしゃれなポートフォリオサイトを作成することも。月額料金を払えば、バナーの非表示や独自ドメインの設定が可能なのもポイントです。

 

https://ja.wix.com/

 

WordPress

「WordPress(ワードプレス)」は企業のサイト制作にも使われるサービスです。他のサービスは作成が簡単ではありますが、カスタマイズの自由度が低かったり、月額料金がかかってしまうデメリットもあります。

 

無料のサイトテーマもあり、デザイン性の高いサイトを作ることもできます。

 

WordPressはカスタマイズがしやすいので、オリジナリティを出しやすいことがメリットです。テンプレートを基に自分なりのカスタマイズができるのがポイントです。

 

また、ワードプレスでサイトを作ることにより「私はWordPressでのサイト制作ができます!」とクライアントにアピールすることも可能です。

 

https://wordpress.com/

ポートフォリオを作るときに気をつけるべき3つのポイント

ポートフォリオを作る時のポイント

クライアントへのアピールに繋がるポートフォリオ。そんなポートフォリオの作るときに気をつけたいポイントを3つご紹介します。

1.工夫したことや成果を伝える

ポートフォリオでは工夫したことや成果を伝えるようにしましょう。作品のビジュアルや担当箇所だけを記載してもクライアントへのアピールは不十分です。

 

特に「成果」をわかりやすく伝えることでクライアントへのアピールができ、仕事の獲得に繋がります。

2.細かい配置に気をつける

ポートフォリオサイトを作る際には、サイトのデザインや細かい配置に気をつけましょう。クライアントはデザインの細部まで見ています。

 

特に、デザイナーは余白や文字の大きさが揃っていないなどが無いように、ライターの場合は誤字や脱字が無いように気をつけましょう。

3.個性を表現する

ポートフォリオはいわば自己PRです。「ポートフォリオに載せるべき作品」でも書きましたが、自分の個性が現れている作品を載せましょう。

 

例えば、自分の得意なジャンルの作品を多く載せたり、自身のアピールポイントに合わせた作品をまとめましょう。ポートフォリオを通してあなた自身の色が見えるかがポイントです。

 

またクライアントに提出するポートフォリオの場合は、クライアントの特色に合わせた作品を多く載せたり、自己PRに合わせた作品を載せたりするのも方法のひとつです。

ポートフォリオを作ってなりたい職業の第一歩を

 

ポートフォリオはうまく活用することでフリーランスや個人で活動したい人への強い味方になります。企業で働いた経歴や業務経験が無くても、自主制作の作品を載せることで自分のスキルや個性をアピールすることができる、あなたの自己PRのツールです。

 

ポートフォリオを作る際には、作品をただ載せるだけでなく工夫したことや成果などのプロセスを載せることでクライアントへのアピールができます。

 

ぜひポートフォリオにあなたの実績をまとめて、新たな仕事に挑戦してみてください。