「ととのったー!」「サウナに行ってきた」「朝サウナがいい」。メディアやSNSで見かけることの多くなったサウナ。昔から中高年男性を中心に好まれてきたサウナですが、ここ何年かで若い世代、女性にもブームが起きています。

 

筆者は、かれこれ19年のサウナ好き。本記事では、そんな筆者の体験や主観もゴリゴリに織り交ぜながら、サウナの魅力について紹介します。

なぜブームに?整うって何?サウナで得られる効果とは

 

ここ数年、従来からの男性人気だけではなく、若い女性からもサウナは人気を集めるようになっています。ブームの背景には、サウナがもたらすリフレッシュ・デトックス効果があります。「整う」という言葉を見聞きしたことがある方もいるのではないでしょうか。

 

おしゃれな雰囲気のサウナ施設が増えたことにより、ブームは加速。「サウナー」や「サウナ女子」など、サウナ愛好家を呼ぶ名も生まれています。まずは、なぜ多くの人がサウナに魅了されるのか、得られる効果を紹介します。

精神的な効果・メリット

 

まずは、精神的に得られるメリットです。

 

  • 多幸感
  • すっきり感
  • リセット感
  • 発想力アップ

 

日常生活を送るなかで、何となく思考が取っ散らかって集中できない……と感じたことはありませんか?

 

スマホやパソコンにより、膨大な情報に常に触れている。つい運動不足になりがちで、脳疲労に偏りがち。何だかぎゅーっと視野が狭まって、頭が整理されていない感覚がする…。

 

といった心身の状態の改善に、サウナはぴったりなのです。

 

発汗によるリフレッシュ効果もさることながら、「強制的デジタルデトックス」が叶うのがサウナのメリット。当たり前ですが、サウナに入っている間は、スマホ・パソコンには触れられません。存分にぼーっとする時間が味わえる。これ、めちゃくちゃ贅沢で精神面にプラスになる時間だと思いませんか?

肉体的な効果・メリット

 

サウナは、肉体面にも効果をもたらすと言われています。

 

  • 脳疲労の回復
  • 疲労回復
  • 自律神経の調整力向上
  • 睡眠の質向上
  • 代謝の向上
  • 美容効果
  • アンチエイジング
  • 血管の弾性力上昇

 

サウナの最大のメリットは、温熱効果です。血流が良くなり、発汗によるデトックス効果や代謝の向上が期待できます。お肌にも良いのは嬉しいですね。しかも、エステより格段にお安い値段で。最高ですね。

 

卯岡若菜
卯岡若菜

筆者は凝りすぎて曲げることすら痛くなった首筋が、サウナ・水風呂の交互浴により復活した経験があります。ウソのような本当の話です。そのため、サウナによる血行改善力にはかなりの信頼を置いています…!

 

また、サウナ好きがよく口にする「整う」。人によって「フワフワする感じ」「頭がすっきりする感覚」と表現はさまざま。筆者は「要するに『気持ちいいー!』ってことだよね」と雑な解釈をしています。

 

サウナはとにかくハマれば気持ちいいものですが、魔法や万能薬ではないため、「整うまで何が何でも繰り返し入ろう」と無理をするのは禁物。整う感覚がよくわからなくても、無理だけは控えましょう。

 

参考記事1:&M サウナの効能と注意点とは? 医師・加藤容崇さんが徹底解説!

参考記事2:東京銭湯 (51) サウナ浴で「ととのう」は医学的に体によいものか?

サウナの種類

サウナの種類

「サウナ」とひとくちに言っても、種類はさまざま。筆者がサウナ好きになった19年前には、ドライ・ミストの2種類しかなかったように記憶していますが、今ではもっと増えています。

 

「サウナは苦手」と思っている方は、ひょっとすると「これなら入れる!」と思えるサウナに出会っていないだけかもしれません

種類1.ドライサウナ

 

銭湯やスパ施設にある、「サウナ」と聞いてイメージされる一般的なサウナ。中にテレビが付いているところも多いです。

 

「サウナ=熱くてつらい、苦行」のイメージが根強い場合、そのサウナはドライサウナのはず。ただし、温度は施設によって異なるため、必ずしも耐えがたい熱さなわけではありません。

 

ちなみに、サウナ=施設で楽しむものだと思っていた筆者、新型コロナウイルスによる外出自粛時に、自宅用ドライサウナがあることを知りました。サイズ的にもお財布的にもハードルは高いですが……。

種類2.ミストサウナ

 

「ミスト」の名の通り、霧が噴射されているタイプのサウナ。湿度が高いため、ドライサウナよりも比較的楽だと感じる人が多いはず。温度もドライサウナより低めなことが多いです。

 

卯岡若菜
卯岡若菜

肌に塗るための塩や泥パックが設置されていることがあるのが、ミストサウナの個人的な好きポイント。発汗効果がアップしたり、毛穴汚れが一掃されたりと、良いこと尽くめです。

 

ミストサウナは自宅風呂に付けることもできます。自宅用ドライサウナと比べると、サイズ的な問題がないのが嬉しい。ユニットバスに付けられる製品もあるので、家を建てる予定がある方は参考にしてみてくださいね。また、半身浴の上半身にかぶせる傘のようなサウナグッズなど、手軽かつユニークな商品もあります。

 

参考記事:おふろ部 【サウナのある暮らし?!】自宅のおふろがサウナに変身するグッズ集めました。

種類3.ロウリュウ

 

別名「ロウリュ」と呼ばれることもあるロウリュウは、フィンランド式サウナとして、ドライサウナ・ミストサウナより後から増え始めたサウナです。

 

熱された石に水をかけることでサウナ室に蒸気が立ち込め、発汗がさらに促されます。蒸気が立ち上ったあとは、スタッフさんが巨大うちわで熱風を浴びせてくれるのもロウリュウの特徴。びっっっくりするくらい、熱いです。笑いながら悲鳴を上げたくなるくらい熱い。

 

銭湯・温泉内のドライサウナでロウリュウプログラムを開催している施設の他、着衣で体験できる施設もあります。

 

私のお気に入りロウリュウ施設は、着衣でアトラクションとして楽しめるタイプ。着衣のため、カップルや夫婦で一緒に参加できるのも◎。あおぐスタッフが力のある男性なので、女性風呂でのロウリュウと比べて浴びる熱風の量が尋常じゃないのも良きです。

 

種類4.岩盤浴

 

サウナの仲間として紹介したいのが岩盤浴です。岩盤浴もサウナのなかでは比較的新しい部類ですね。専用の岩盤浴着を身に着けて、岩の上にごろりと横になって楽しみます。遠赤外線により、体の芯からじんわ~っとあたたまります。

 

サウナが熱くて苦手な人には、岩盤浴がオススメ。身体への負担が軽い割に、岩盤浴着がぐっしょぐしょになるほど汗をかけます。めっちゃ気持ちいいです。岩盤浴に行く際は、汗だくになるので、下着の替えを持っていくことをおすすめします。

 

男女別で分かれていたり、そもそも女性用しか設備がなかったりすることもありますが、男女一緒に楽しめる岩盤浴施設も数多く、デートで来ているカップルも多く見かけます

サウナ同様、デジタル機器の持ち込みは禁止。私語もNGなので、本当にぼーっとできます。何ならうとうと寝ちゃいます。くれぐれも脱水には気を付けましょう…!

 

卯岡若菜
卯岡若菜

岩盤浴施設を利用して、ヨガを開催している施設もあります。チェックしてみてくださいね。

種類5.テントサウナ

 

番外編、のような立ち位置ですが、アウトドアで楽しめるサウナとして、「テントサウナ」も紹介します。

 

専用テント内で薪を燃やし、中に溜めた蒸気でサウナ体験を楽しむものです。水着や濡れてもいい服装で楽しめるので、一般的なサウナでは難しい混浴ができるのがまた楽しい。安全面に十分に気を配った上でですが、川を水風呂代わりにして楽しむこともできるそうです。

 

筆者が体験したときは、アロマオイルが中で焚かれた極上の空間でした。アロマオイルは肌にも塗れ、いい香りによるリフレッシュ感がすさまじかった…。

 

個人でも用具を用意すれば体験できますが、イベントやアウトドア施設など、体験機会に恵まれたときに試してみるのがお手軽でおすすめ。野外サウナ、めっちゃいいですよ…!

 

正しく入るのが楽しむコツ!サウナの入り方5ステップ

サウナの入り方ステップ

安全に楽しむためにも、正しい入り方を知っておくことは大切。ここでは、基本となるドライサウナの入り方について紹介します。

STEP1.身体・頭を洗う

 

まずは身体・頭を洗いましょう。これは銭湯・温泉に入る際と同じ、マナーの問題です。しっかり洗ったあと、サウナに入る前にまずは湯舟に浸かり、身体を温めておくことをおすすめします。急にサウナに入ると、熱さに慣れていない心臓に負担がかかってしまうためです。

 

卯岡若菜
卯岡若菜

筆者は「室内浴」→「露天風呂」→「その他、ジャグジーや薬湯、炭酸風呂」→「ミストサウナ」と一通り巡ってからドライサウナに入るのがルーティンです。

STEP2.サウナに入る

 

さて、準備が整ったところで、さっそくサウナに入りましょう!

 

……ですが、私は入る前に、脱衣所入口付近にある水飲み場で水分補給をしておくようにしています。それまでの入浴でも多少の汗をかいていますからね。

 

なお、サウナに入る前には、髪・身体の水分を拭いておきましょう。メガネを掛けたまま浴場に入っている場合は、メガネも外しておいてくださいね。

 

サウナの中には、12分計と呼ばれる、1周で12分が計れる時計が設置されています。筆者がサウナに入り始めた当初、この12分計のおかげで「1周するまで入らねばならないのでは」と思っていたのですが、決してそういうわけではありません

 

サウナの入り方を指南しているものの多くが、「サウナ5分・水風呂1分」としているように、12分間入り続けなければならないわけではないのです。

 

むしろ、つらさをガマンしてまで入り続ける方が危険。5分に満たなくても、限界だと思ったら躊躇せず出ましょう

 

ちなみに、水風呂と交互に入る場合、1回目は短時間、2回目以降からは少し長い時間入れるようになりますよ。

 

参考記事1:EPARK 徹底解説!今さらきけない「サウナの正しい入り方・初心者編」

参考記事2:FINDERS サウナでトランスする「ととのう」とはどういうことか。温泉に詳しい医学博士に聞いてみた

STEP3.かけ湯、シャワーで汗を流す

 

サウナから出たら、かけ湯やシャワーで頭から汗を流しましょう。

STEP4.水風呂に入る

 

水風呂も、サウナと同様に個人差があるので、無理のない程度に入ります。理想は1分。段差が作られているところも多いので、筆者はまず足から入り、段差にしゃがみ、慣れてきたところで一段下りて肩までザブンといくようにしています。

 

水風呂も施設によって水温が違うので、慣れてきたら「ここは冷たくない」と余裕ぶれるようになりますよ(笑)。

STEP5.休憩後、サウナ・水風呂を繰り返す

 

水風呂から出たら、しばし休憩を取り、水気を拭いて再びサウナに入りましょう。あとの流れはステップ2~5の繰り返しです。

 

2巡目、3巡目と繰り返すことで気持ちよさが体感できるため、できれば1巡目でギブアップせずに2巡目まで試してみてほしいです。

 

首凝りが霧散したサウナのときは、サウナの中で首のストレッチをしながらかれこれ5巡目以上繰り返した記憶があります。

 

安全に楽しむために気を付けたい!サウナの注意点3点

サウナを楽しむため、注意しておきたい3点をお伝えします。

注意点1.水分補給をしっかりする

 

水分補給はしっかりしましょう。サウナ施設によっては中に持ち込めるところもあるようですが、筆者は出会ったことがないため、いつも出入口すぐのところにある水飲み場で水を飲むようにしています。

 

ロウリュウや岩盤浴でも水分補給は必須。岩盤浴では給水機がないところもあるため、水を購入するか持参するかしておきましょう。

 

卯岡若菜
卯岡若菜

私は岩盤浴後に頭痛を感じたことがあります。これ、脱水症状でした。本当に水分はしっかり飲んでくださいね…!

注意点2.タオルの使用はサウナのマナーに従う

 

ドライサウナでのタオルの使用は、サウナ施設が定めたマナーに従いましょう。おしりの下に敷いていい施設、禁止している施設など、ルールが異なるためです。敷くためのシートを施設側が用意している場合もありますよ。

 

交互浴をする際の場所取りも、基本的には控えるのがマナー。サウナの入口にルールが書かれているため、守って楽しんでくださいね。

注意点3.長時間の利用は控える

 

あまりにも長い時間の利用は控えましょう。身体への負担脱水症状の防止が理由です。無理のない程度に楽しみましょうね。

 

無理は禁物!サウナを控えるべき人・状態

サウナを控えるべき人・状態

健康にいい効果があるサウナですが、控えるべきときもあります。以下に当てはまる場合は、身体のためにも控えてくださいね。

お酒を飲んだあと・食後すぐのとき

 

そもそもお風呂に入ること自体が良くない、アルコールを飲んだあとと食後。もちろん、サウナも控えましょう。

 

筆者の祖父は昔「お酒を抜くためにサウナに入る」人だったようですが、NGです。身体に負担がかかるのでやめましょう。

ケガをしている、体調がすぐれないとき

 

ケガをしているとき、体調がすぐれないときにも、無理に入ることは禁物です。アルコール摂取後と同じく、こちらもそもそも湯船に浸かることもおすすめできない状態ですね。

妊娠中のとき

 

妊娠中の身体には、サウナは負担が大きすぎます。赤ちゃんのためにも、控えてあげてくださいね。

高血圧、心臓疾患、運動制限中のとき

 

高血圧の方、心臓に疾患がある方も、サウナは負担がかかるため避けましょう。また、運動制限がかけられている方は、あらかじめ医師に確認しておく必要があります。自己判断は控えましょう

 

デジタルデトックスにも最適!サウナで心身のメンテナンスをしよう

 

定期的にサウナに入っては、心身のメンテナンスをしている筆者。ブームによりサウナ施設が増えたことを非常にありがたく思っている愛好者のひとりです。

 

「サウナ〇分・水風呂〇分を〇回すべし!」みたいな意見もありますが、筆者は「気持ちよければ何でもよし!」派。健康さえ害さなければ、そしてマナーさえ守っていれば、ぶっちゃけ何でもいいんですよ。もっと気軽に、「入ってみよ~」と試してもらえたら嬉しいです。気持ちいいですよ、サウナ。

なお、「どこのサウナがいいの?」と思った方は、サウナ検索サイト「サウナイキタイ」をどうぞ。口コミが見られ、サウナ選びの参考になりますよ。