キャリアを重ねた女性がフリーランスになろう、と思う瞬間はどこにあるんだろう。

 

そんなことを考えつつ、今回は株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)から独立し、フリーランス人事として活動しながら、女性エンジニアコミュニティWITYを立ち上げた小沢宏美さんにお話を伺いました。

 

キャリアや生活、恋愛、結婚観。「一番楽しいところに行きたいと思って進んでいます!」と笑顔で話す小沢さんのライフスタイルを覗いていきます。

WITYへの思いがフリーランスへのきっかけ

小沢さんがフリーランスになろうと思ったきっかけは、「女性のエンジニアコミュニティWITY(Women In Technology)に力を入れたかったから」。

 

エンジニアコミュニティのTECH PLAYを運営する中で、より実現したいコミュニティのイメージが大きくなっていったと話してくれました。(以下、太字の質問は全て筆者。回答は小澤さん)

 

ーー2018年6月からフリーランス活動されてるということですが、やってみてどうですか?

 

もともとWITYで活動したい気持ちが主軸にあってのフリーランスでした。フリーランスとして事業をしていくぞ!というよりも、やりたいことをしながら、自分で生活する費用を稼ぐというスタイルです。

 

ーーいまはWITYの活動とお仕事、どのように平行されているんですか?

 

いまはフリーランスでHR(ヒューマンリレーションズの略、主に人事・採用関連)系のお仕事を8割以上、1から2割をWITYの活動に充てています。HRの仕事に関しては、常に5社から6社の企業の方々と仕事をしていますね。企業に伺うこともありますし、オンライン上で仕事をすることもあります。

 

ーーちなみに会社に所属しながら活動を続けていくことは考えていなかったんですか?

 

勤務先に相談したときに「所属しながらやったらどうか」と話もいただきました。でも、自分が目指すことが「コミュニティ活動を通して人のエンゲージメントを作り出すこと」と明確にあったので、実現するためには会社内ではなく、自分でする必要があると感じました。

 

ーーでも…長く働いていた会社を辞めるって大きな決断ですよね!

 

辞めることで自分にも「後でひけないぞ!」と課せられるので、そういう自分の中での決め事的な意味もありました。

 

あとは、もともと振り切っちゃうタイプの性格なんです。だから、物事を決めるときは死ぬほどドキドキするし、後でやってから「あー、なんで言っちゃったんだろう!」「振り切りすぎたかな….?」って思うこともあるんですが、踏み出した後は大抵楽しいし、良い方向に向かうなって思って生きてます(笑)。

 

ーー思い切りが良くて、なかなかそうはいかない人も多いと思います(笑)

 

はっきりしてるので思い切りがいいように見られるんですけど、普通に悩んでる時は寝れなくなったり、熱が出たりとかしますよ(笑)。

 

でも、次のステージに気づいてしまったら、進めない方が辛くって。進みたいというより、その状態から抜け出したい!という一心ですね!

 

会社の中では「楽しいと感じる」キャリアを選んできた

 

ーーちなみにフリーランスになることは会社員時代から考えていたんですか?

 

正直、自分の長期的なキャリアは考えたことがありませんでした。その時その時が一番楽しいところに行きたいし、また次の場所へ行きたい。楽しいことを選んで、偶然が積み重なっていく、というように考えていましたね。

 

キャリアアドバイザーをしていたら、もっと人に深く関わりたくなって人事の仕事をすることに。それが成果に繋がって楽しくなって、という流れでした。

 

ーー会社員時代もたくさんの経験をされていますが、そういった人が会社にも多かったんですか?

 

私のキャリアは会社の中で、珍しいタイプです。様々な部署で貴重な経験をたくさんさせてもらいました。

 

基本的に社内では、部署でマネージャーを目指していく人が多く、そのうち女性は希望するというよりは、スタンダードなキャリアとしてマネージャーになるってかんじでした。

 

特にマネージャー”だから”面白いというわけではなく、社内で誰かと仕事が面白いという話はあまりしなかった気がします。

 

ーーそんな中で約10年間、小沢さんは仕事が楽しいと感じていましたか?

 

キャリアコンサルタントから人事、コミュニティーマネージャーになったのですが、自分で仕事が回せるようになってからは楽しさを感じました。

 

KPIが決まっていて正攻法が見えていると考えてやる部分が少なくなるので、どちらかというと私は自分で考えて「採用とは」「採用した後は」「コミュニティ活動とは」「コミュニティ活動を通じて何を提供することがベストなのか」と考えていくことが楽しかったです。

 

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