フリーライターとして仕事をしているわたし。今がとても楽しいし、自由に時間や場所を選べる働き方も自分に合っていると感じています。

 

でも、少し先の未来のことを考えると見えてくる、結婚・出産の山。「仕事もがんばりたいし、子どももほしい!」と考えているけれど、子育てと仕事を両立できるのか、なんだか不安……。

 

というわけで、「キャリア×子育て」をテーマにしたイベントに行ってきました!

 

本イベントの主催は、女性エンジニアの団体「WITY(ウィッティ=WOMEN IN TECHNOLOGY)」さん。エンジニアとして働きながら育児も両立しているママさんの話は、とても耳寄りの情報ばかり。それではレポートしていきますね。

 

夫婦で助け合う子育て!仕事を両立させるための工夫

 

第1部は、エンジニアとして働いている2組の夫婦が登壇。夫婦で家事・育児を助け合いながら、ママさんがどのように働いているのかについて話していました。

 

経営者ママさん、大場家の働き方

 

大場ファミリー

  • 大場 寧子さん(おおば・やすこ)/株式会社万葉 代表取締役社長
  • 大場 光一郎さん(おおば・こういちろう)/株式会社Speee 専門執行役員
  • お子さん(5歳)/保育園に通園中

 

寧子さんは、社長として働きやすい会社作りをしながら、エンジニアとして受託開発を行っています。経営者ママさんは、子育てしながらどのように働いているのでしょうか?

 

出産直後は、制度を使って柔軟に働く

寧子さんは、産休を2カ月、育休を4カ月取得。光一郎さんは、生まれた直後1週間ほど育休を取得しています。

 

寧子さんの会社では、専務も2人の子どもを育てながら仕事をしているため、ママさんが働きやすい環境作りに積極的です。フレックスタイムと自宅勤務の制度を整えてから、産休に入りました。

 

<制度のメリット>

  • フレックスタイム/変則的に勤務できるので、子育ても仕事も両立できる
  • 自宅勤務/家で働けるので、子育てをしながら業務をこなせる。仕事に早く復帰できる

 

自ら育休を取得してみて、「保育園に慣れるために預ける時間をだんだん伸ばしていく『慣らし保育』のあいだは、時間を柔軟に使えてかなり便利でした」と寧子さん。

 

夜は仕事ができない?分担して子育てをする

 

わたしがフリーランスをしていて感じるのは、夜は仕事に集中できる時間帯だということ。しかし、子どもが生まれてからは、夜こそ仕事ができなくなる時間帯なんです。子どものお迎えに行ったあとは、夜ごはんを食べさせたり、寝かしつけたり。

 

大場さん夫婦は、平日の夜に当番制で、どちらかが家で子育てや家事をしています。

 

しかし、お互いの平日を奪い合っているため、家にいる割合が相手より高くなると、ストレスが溜まってしまう問題点が。そこで、ストレスを溜めずに円満に子育てできるよう、スプレッドシートにグラフを作って見える化しているそうです。
 

現在の働き方とアドバイス

 

現在は、ふたりとも時短勤務をしていません。ただ、寧子さんは、会社全体の所定労働時間を、7時間半から7時間に短縮しています。光一郎さんは、コアタイムが11時〜14時のフレックスタイム制での勤務に。

 

主に、朝の送り迎えは光一郎さんの担当、帰りのお迎えは寧子さんの担当です。お互いに助け合いながら毎日を過ごし、子育てとキャリアを両立していました。

 

大場さん夫婦からアドバイス

  • 経営者の場合、働きやすい環境かどうかを生まれる前に見極めて、準備しておくのがおすすめ
  • 家事や子育てにおいて、それぞれの得意分野を担当したほうがいい
  • できないことは「できない」と割り切ることも大切

 

フリーランス・経営者ママさん、吉澤家の働き方

 

吉澤ファミリー

  • 吉澤 和香奈さん(よしざわ・わかな)/株式会社CAMON.TOKYO CEO
  • 吉澤 修さん(よしざわ・おさむ)/株式会社CAMON.TOKYO, Increments株式会社
  • お子さん(1歳8カ月)/保育園に通園中

 

フリーランスとして働きながら、夫婦の会社を起業した和香奈さん。修さんは、平日昼は会社員、夜や土日でCAMON.TOKYOの作業を行っています。

 

フリーランスと経営者の顔を持つママさんは、子育てしながらどのように働いていたのでしょうか?

 

出産前後は、働き方が柔軟な仕事を選ぶ

和香奈さんは、産休を1カ月、育休を約1年取得しました。

 

和香奈さんが出産までにいちばんツラかったのは、つわりの時期。フリーランスや自分の会社であればつわりで休みやすいですが、会社員なら簡単に休みにくいでしょう。

 

「もし会社員なら、体調が悪いときに休みやすいような、妊婦に対して理解のある会社を選んだ方がいい」とアドバイスがありました。

 

子どもが生まれたときに修さんがしていたのは、会社員ではなく業務委託での仕事。業務委託だと、案件ベースで予定の調整ができるので、場所や時間の拘束がありません。子育てに専念しながら、仕事も進められるメリットがあります。

 

育児中のすきま時間に勉強する

 

育休中、和香奈さんは在宅でできる仕事を引き受けました。しかし、家にいると子育てに大忙し。仕事を受けたものの家では集中できなかったので、それ以降は引き受けるのをやめたそう。

 

そこで、仕事の代わりに、空いている時間を使って勉強していました。「エンジニアの開発の勉強は、すきま時間でもできます。復帰したときに好スタートを切れるよう、勉強をしておくのがおすすめです」と和香奈さん。

 

現在の働き方とアドバイス

 

現在、フリーランス兼経営者の和香奈さんの仕事は、受託開発をしたり、専門学校の講師をしたり。授業のない日はコワーキングスペースに行き、10〜17時までみっちりと作業しています。子どもが寝た後は、夫婦ふたりでCAMON.TOKYOの作業。

 

主に、子どもの送り迎えは、修さんの担当です。和香奈さんは先に帰宅し、夜ごはんを作って待っています。和香奈さんは、修さんと家事や育児を分担し合いながら、仕事にも全力で取り組んでいました。

 

吉澤さん夫婦からアドバイス

  • 年齢を重ねるほど妊娠しにくくなるため、子どもはできるだけ早く産んだほうがいい
  • 子育てをするなら、柔軟な働き方ができる環境がベスト
  • 育児が忙しくて仕事が受けられないときは、すきま時間で勉強するのがおすすめ

 

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